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2018/06/13

遭難者はどんな時どこで迷ったのか?「奥多摩道迷い多発登山道実踏」募集開始。

日暮れが迫るとたとえ知った道でも気が急く。
【遭難予防対策ワークショップ】
道迷い多発登山道を歩き
遭難実例から予防策を講じよう。
GPSアプリを紙の地図と併用します。

'18 624(日) 
日帰り・悪天中止
おかげさまで定員に達しましたが
ご希望があればご相談ください。(6/15)
対 象
 小学校低学年くらいから大人までどなたでも。
 小4になるお子さん以上はひとり参加できます。
 大人の方だけの参加ももちろんできます。
定 員:10名様(最少催行人数4名様)
参加費大人5,000円・子供3,500円/人(保険込)
 チーター割:大人2,000円、子供1,000円を割引。
 子どもにとっては地味かもしれない。
 お父さん・お母さんにおつき合いできる
 ちょっとオトナな子どもたちにお勧め。
*集合・解散地と自宅間の交通費別。
 参考:新宿ー奥多摩間大人片道1080
 小学生は上記のそれぞれ半額。
集 合:
 JR青梅線・奥多摩駅改札外8:30
【交通ご参考】
JR中央線 新宿駅6:46発奥多摩行きホリデー快速おくたま1号に乗車、8:21奥多摩駅着(トイレは改札外です)。

行程:6/19の週の下見で安全上ルートを若干変える可能性があります。
あらかじめご了承ください。
最高到達点1040m
標高差上り下りとも600m
歩行距離:山中5.5km(別に舗装路3km)
クリックで拡大します。
(600px × 852px)

図中央の尾根をピンク色に沿って登り
青色に沿って下山します。
×印は事故地点。
私たちが歩く尾根から外れて
道迷いの末、救助あるいは回収されました。
さて、どこから道を逸れたのでしょうか。
解 散:
 JR青梅線・奥多摩駅またはもえぎの湯15:30時頃。
 ご参考:16:18発ホリデー快速あり。
活動の目的:
・道迷いの失敗の現場で対策を考える。
活動地:東京都奥多摩町
主 催 NPO法人地球野外塾

持ち物:
凡例:必携。あれば便利。●山に行くならいつでも携行を推奨。
ザック以下のものが全部入ってなお余裕がある大きさ。(20Lくらい)
雨具100円ショップのビニール雨具でもいいけど…
ゴアテックスなど防水透湿素材だと安心。
手袋軍手でもOK。絶対ご持参ください。
帽子頭部保護と紫外線避け。
あたたかい上着ジッパーやボタンで素早く脱着できるフリースや薄いダウンジャケットなど。
中間着コットンが入った素材はなるべく避ける。
詳しくはこちら
しっかりした靴靴底が摩耗していなければ普段靴でもOK。
タオル手ぬぐい大1、ハンドタオル1あると便利。
レジャーシート1グループ全員が座れる広さで1枚でもOK。
ストック大人で歩きに不安な方はあると安心。
子どもは不要。
昼食おにぎりやサンドイッチなど。
腐敗に気をつけて!
行動食ビスケットやチョコレートなど。
詳しくはこちら
飲み物500MLペットボトル1本以上。
水を推奨。
暖かい飲み物は主催者で各種用意します。
ビニール袋ゴミ用ほか貴重品のぬれ対策にも。
常用薬と絆創膏2枚
ライターまたは
マッチ

方位磁石プレート型が便利。
ヘッドライト不意の事態で日没を迎えたとき用。
地図こちら と こちら (2枚)
主催者が全員分用意しますが印刷して持参する経験は役立ちます。

折りたたみナイフなにかと便利。詳しくはこちら
保険証
(コピー)


お問い合わせはお電話03-3785-4617

2016/09/29

滑落や転落したときの衝撃はどれくらい?

画像クリックで拡大表示できます。
登山で一瞬にして死ぬ怖れがある危険のうちのひとつが、転落や滑落。

私たちはつねづね「一般登山道はスポーツクライミングよりも危ない」と考えています。
なぜかというと、スポーツクライミングは転落したとき用の確保支点が終了点や中間支点として整備され、ロープで確保されたうえでチャレンジすることができます。
いっぽう、一般登山道では相当危ないところでも、立ち木などの確保支点もなく(そうするとロープを出しても無意味)、無策無防備で突っ込むしかない場所が日本の全山域に散在しています。

鎖場もロープ場も、ふつうは自分の手足だけが頼みとなる危険な場所ですが、せめて鎖場ではフィフィを使うことで、手足を休めたいと思うときに休ませてあげることが「いまもっとも簡単にできる転落予防策」だと考えています。

さて、フィフィを使うのはこのように事故予防のためであり、事故がおきたときの安全システムとしては機能しません。
しかし、事故予防こそ、万一の事故対処に先駆けて実践することで、少ない労力で大きな効果を発揮します。
フィフィを使って事故予防することと、事故でケガした人を救出して下山することを較べれば、いかにムダない効果があるか、ご理解いただけるはずです。

転落や滑落でどれくらいの衝撃が人体に加わるのか、をざっくりと理解しておくことも大切です。
衝撃力の算出に関わる要素は次のとおりです。

・落下した人の体重+荷物の重さはどれくらいか
・何メートル落下したか
・落下した人に制動をかけてから完全に止まるまでの距離はどれくらいか

それぞれの要素を代入して簡単に計算できるサイトを見つけました。
http://www.02320.net/free-fall_velocity-and-impact/
前半に意味不明の漫画がありますが、スクロールして
自由落下の速度計算
衝撃力を計算する
のふたつの計算式を使ってみると……
・体重+荷物あわせて70kgになるひとが
・30cm自由落下しただけで
フィフィとスリング・人体に約418kg(4100Nつまり4.1kN)の力が加わる
という結果になることがわかります。
こうした衝撃力の計算をしてみると、フィフィとスリングを使ったシステムの「強みと弱み」がご理解いただけると思います。
フィフィの強度が4kNなら、もし転落するとフィフィが破断し、さらなる落下に繋がる怖れがあります。
人体も、スリング全体に400kg近い力が加われば、痛いどころかどこか骨が折れてもおかしくないです。

ニュートンというのは、重量の単位のひとつ。
質量1kgのものを1m/秒ずつ加速させる力です。
ふだん目にするものはこのなじみが薄いニュートンで表すこと「も」できます。
ちなみに質量1kg(kgf)の物体は9.81ニュートン(N)。
ざっくりと1000gで約10Nだから1Nは100g、ついでに1kNは100kg

これ、山道具屋さんでクライミング用品に表示された強度をみるのに、とっても役立つのでぜひ覚えてください。

実際には、転落のときに自由落下になるのは、崖の上からまっさかさままたは宙づりになった時などでしょう。
フィフィを使う私たちの活動では、おそらく岩場をずり落ちることになるので岩とからだの摩擦がダイレクトな衝撃力を弱めてくれますが… 転落がもたらす破壊力はよく知っておいてください。

ご不明なことは遠慮なくお尋ねくださいね。

【上記検算する+別数値で試算したい人は以下へ。】